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電子計算機の神髄シリーズ=命令セット 第四巻 命令セットによるプログラムの表現
(八雲情報科学 情報処理基礎叢書/eXism Short Magazine)

 
電子計算機の神髄シリーズ=命令セット 第四巻 命令セットによるプログラムの表現
著者山本登
出版元eXism Short Magazine
解説本書は情報処理技術体系の要の位置にある命令セットアーキテクチャに関する4巻からなる解説本シリーズの最後の巻です。
機械語命令の使い方を実際のプログラムによって解説しています。
機械語命令の使われ方のほか、繰り返しやサブルーチンなど、プログラミングの要素技術を丁寧に説明しています。
コンピュータプログラムで任意の機能を実現する場合、算法(アルゴリズム)はもちろんですが、実装の仕方にも幾つもの方法が考えられることを説明します。
ループ化やサブルーチンの使用例も豊富な実例で解説しています。その意味で、本書はプログラミングの入門書でもあります。
 
1. 命令セットの知識の効用
機械語命令の知識は、情報処理に関係する多種の技術者に有用です。ただし、その知識がなくても業務は担えますし、指導的な立場に立つこともできるでしょう。では何に有用かと言えば、担当職務に関係する様々な事がらに対し、より広く、より深く、観察し、考える場合に役立つのです。なお、ここで言う機械語命令の知識とは、単に命令セットの仕様を理解しているとか、アセンブリ言語でプログラムを書けることだけを意味するものではありません。曖昧かもしれませんが、命令セットの本質を設計の立場から理解しているほか、情報処理システムの様々な事がらを命令セットの切り口から考えられる力だとしておきます。「電子計算機の真髄=命令セット」全4巻のシリーズは、読者をそのような種類の理解へと導くことを意図しています。
情報処理系学科の大学院生や大学生、高専の学生、専門学校生、情報処理技術に関わる若い技術者などに特にお薦めしたい本です。

2. 第4巻の執筆目的
以下の事柄は本書の執筆目的です。
機械語命令によるプログラミングの実際を学ぶこと。
繰り返し(ループ化)機能のつくり方と効果を理解すること。
サブルーチンの利用の仕方と効果を理解すること。
機能的に同じ結果を得る複数の算法(アルゴリズム)があることを理解すること。
同じ算法を用いても複数の実装方法があることを理解すること。

(著者による紹介文から抜粋)
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